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個人的なくだらない家庭の話です。
記事数が多くなってきたので、
目次を作りました。


僕が何を感じたのか
不倫・浮気・家庭・子供・夫婦。
何が大切で、何を守るのか。
感じたことを書いています。



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2007年02月23日

どちらからともなく

どれぐらい時間がたったのか。
琉聖のぬくもりや匂いは
一切薄れることはなかった。


ただ、二人の間にはもう、何もなかった。


僕も妻も会話をすることも少なくなり
お互いがお互いを求めることもなくなっていた。

僕に新しい彼女が出来たわけでもないし、
もちろん彼女にも誰か他の男が出来た様子もない。


夫婦でいることが、
家族でいられることが
日がたつごとに難しくなっていった。

相変わらず、
琉聖のもがあふれかえった部屋で
二人して生活はしていた。


なんとなく、生活をしていた。


「もう一度家庭を築かなくては」

「琉聖もそれを望んでいるはず」


そんな大人の、僕のエゴで
たぶん生活をしていたんだと思う。


四十九日も終わり、
ただ漠然と時間が流れる中で
僕の中で彼女に対する感情は
もう、ほとんどなくなっていた。

僕にとって彼女は「愛する妻」ではなく
「愛した子の母親」だけの存在だった。


不思議なもので彼女もたぶんそう変わっていた。


彼女の浮気のことも、
この頃になるとほとんど考えることなく
彼女と一緒にいても「女性として」見ることもなかった。


うまくいえないが
「家族」には間違いなかったが
そこに「他人に対する愛」のようなものは
まったくといって良いほどなかった。



どちらからだったか、
いつしか離婚の話が出始めた。


僕「そうだな。」

妻「離婚しましょう。」

僕「琉聖の命日だけは、一緒に行ってやろうな。」

妻「そうね。そうね。」


二人の間の決め事は、たったのそれだけだった。
僕達に財産らしい財産もなかったせいか、
離婚はあっけなく成立した。



ただ、お互いの連絡先は
ずっと交換し続ける。

琉聖の命日は
お互いに別の家族が出来たとしても
それぞれが1人きりで彼のお墓に行き、
その日だけは3人の時間を過ごす事に決めた・・・。

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posted by 弱い男 at 20:14 | Comment(4) | TrackBack(0) | 二人っきり
この記事へのコメント
せつなくて…
輪廻転生とはいえ…お二人が生きている間は三人の時間が持てるでしょう。
しかし離婚されたことで、本来、両親が亡くなり長男である琉聖君が見送り、彼もまたそのお墓にはいるべきだったはず。
琉聖君のいるお墓に雅哉さんは入るでしょうが離婚されたら奥さんは別になりますよね。
どうすることもできないでしょうが…
Posted by 万理 at 2007年02月24日 14:33
弱い男さん。琉聖くんの命日からどのくらい経つのでしょうか?
離婚された奥様とは、その約束は守られているのでしょうか?
失礼かもしれません。
私も別れた主人と全く同じ約束をしています。
ただ、私は産む事のなかった子供の命日ですが。
別れた主人は、その約束をもう覚えていないと思います。
奥様は、その約束をこの先の何十年も覚えていてくれるのでしょうか?
琉聖くんのために、奥様の命が尽きるまで
その約束をよわい男さんと守り続けてくださる
事を心から願います。
Posted by はぴ at 2007年02月25日 00:23
おひさしぶりです。
大変辛い想いをされたんですね・・・。
はぴさん、わたしも産むことの出来なかった子がいます。相手には供養して地蔵の置いてある寺の住所を教えて今度時間作って行ってほしいって、メモ渡したんですけど、もうしばらくたちますが一度も行ってくれてないですけど・・。
Posted by maiko at 2007年02月25日 01:30
お子さんは分かっています
たとえ夫婦別れをしようとも、
いつもお二人の側にいますよ
想いが有る限り、
私はいつか死ぬときに
亡くした子が向かえに来てくれると
信じています。
思い出すと辛いですが、
思い出さないのはもっと辛いから
私も6年たった今でも
思い出します。
でも心のあり方だけは変わってきますから。
お心お大事に。
Posted by ミネコ「離婚日記」 at 2007年02月25日 10:35
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