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個人的なくだらない家庭の話です。
記事数が多くなってきたので、
目次を作りました。


僕が何を感じたのか
不倫・浮気・家庭・子供・夫婦。
何が大切で、何を守るのか。
感じたことを書いています。



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2007年02月13日

日常は残酷に

初めて家でゆっくりとすごした。
それでも結局一睡も出来なかった。
布団に入っては、琉聖を思い出し、
ベランダで1人タバコをふかしては
琉聖のことを考え、
リビングでアルバムを開いては
琉聖を感じようとしていた。


それは妻もまったく同じ。


二人何を話すわけでもなく、
ただただ時間の流れを感じていた。


朝になっても何もやる気が起きない。
会社にはまだあと数日休むといってある。

ぼーっと起きたまま、徐々に昇ってくる
太陽の明かりが、いやになるほどまぶしい。

コーヒーをたて、リビングに座っていると
妻もふらふらと出来上がったコーヒーを持って横に座る。



何もしたくない。
何も考えられない。



あちらこちらに彼の痕跡が鮮明に残っている。

TVボードに貼ってあるキャラクターのシール。

保育園で使っていた、リュックサック。

洗濯物の中にある、小さな下着。

本棚にしまってあるお気に入りの絵本。

よく遊んでいた車のおもちゃ。

彼が傷つけた家中のあちらこちらの彼の痕跡。

彼のために買った、彼専用の椅子。

小さなスリッパ。

小さな布団。

小さな小さな彼のもの。



家中にある、彼の物。
持ち主の彼がいないのに、
まるで彼が帰ってくるのを待っているような。
そんな風に見えてしょうがない、彼の物。


それぞれ全部に思い出がある。
忘れろといわれても、忘れることなんてできない。

これからもっともっと
いろんな思い出や、物があふれるはずだった。

そこに彼がいなくても、その声も、ぬくもりも
大きさも、匂いも、鮮明に覚えている。




リビングで妻と二人コーヒーを飲む。
正確にはコーヒーを入れたものの、
お互い飲もうとはせず、そこに置いてあるだけ。


なんど見渡しても彼がいた時と何もかわらない部屋。
たった一つ、彼の遺影だけがそこで現実を伝えてくる…。


これからどうしたらいいのか。
彼がいないこれからを、どうやって過ごしていくのか。

まだ、考えられなかった。
いや、考えたくなかったのかもしれない。


時間は刻々と進み、
いつのまにか琉聖がいたことが
うそのようになってしまうことを
ただ、恐れていたのかもしれない。






琉聖のリュックサックから
一枚の紙がちらついていた。

そっと取り出すと
保育園で書いたのだろう、
クリスマスの絵が上手に描いてあった。


一番左にサンタクロース。

その右側に、3人が並んでいる。

彼が一生懸命書いた3人の人の上には


「りゅうせい」

「ぱぱ」

「まま」


って書いてある。
字のバランスはばらばらだけど
一生懸命小さな手で書いたんだろう。


みんな笑っていた。





僕と妻はうれしいのと
悲しいのと、ぐちゃぐちゃで
ただ涙があふれてしょうがなかった。
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posted by 弱い男 at 13:49 | Comment(1) | TrackBack(0) | 二人っきり
この記事へのコメント
お久しぶりです。


大変つらいですね。
当たり前の毎日が当たり前ではなくなるつらさ、少しは私もわかる気がします。
お子様の為にもこれからは1日1日を大切にして、生きて下さいね!
応援しています。
Posted by アサミ at 2007年02月18日 18:52
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